エステ 東京 スクール|更年期症状のセルフケア③
3.更年期にまつわるあれこれ(データ)
2章までをご覧いただき、更年期症状についての知識は増えたと思います。 更年期については現在も調査中の研究が多く、そのどれを見ても更年期症状は「生活習慣の改善が必須」ということです。
今回の章では更年期症状緩和のために進められている研究と、更年期症状の治療において最も有効であるとされているホルモン療法について、エストロゲン様の働きをしてくれるエクオールについての研究をご紹介していきます♪
『更年期における運動による症状の改善』※5
これまでは更年期症状とは女性ホルモンであるエストロゲンの欠乏症との見方が主流であり、症状が発症してからの対処法は常にエストロゲンの変動が注目されていました。
女性は40歳を過ぎると、ホルモンバランスが大きく変化しがちで、子宮体がんや卵巣がんのリスクも上がってきます。
また、更年期と思っていたら、実は甲状腺の病気やうつ、関節リウマチ、メニエール病、貧血、五十肩など、ほかの病気が隠れていたということもあります。
そのため、女性の体をトータルに相談できる婦人科のかかりつけ医をもつことが勧められます。
従来の更年期治療に関しては患者は治療か我慢かの生活になり、重症の患者は頻繁に通院しなければ症状が改善されないという他なくなってしまっていました。
この研究では更年期世代(50~58歳)の被験者1388名を対象に「運動はストレスを軽減し、QOLの向上に関与していることが推測される」としたうえで
更年期の症状にみられる不定愁訴に関しても規則的な運動を繰り返す事で運動をしない被験者よりも趣味、悩みなどの生活の満足度が高宇、不眠、神経質及び憂うつ等の不定愁訴が低いことがわかった。
ここまでの記事でも運動は睡眠の質向上にもつながることがわかっており、上記の図では1997年に後山が立てた「更年期障害の発症機序に関する仮説」(※7)を表したものです。
改めて、更年期症状にも自律神経を整えること、運動がとても大切であることが分かる研究結果です。
『エクオールについての基礎知識』田村 基(※6より改変)
大豆に含まれる大豆イソフラボンは、
種々の生活習慣病予防効果が期待されているフラボノイドの一種であり、
イソフラボンの一つであるダイジンからは、腸内フローラの代謝によってエクオールを生成する。
腸内でイソフラボンから産生されるエクオールは、
もとのイソフラボンよりもエストロゲン活性が強く、
イソフラボンよりも機能性の高さがみとめられ、
高機能性イソフラボン代謝物とみなされています。
また、大豆加工食品を摂取したひとの中でも
エクオール濃度が高い人ほど血中コレステロールおとび血中トリグリセリド低下効果が顕著であったことも報告されています。
それに留まらずエクオールにはがん予防効果の期待、乳がんリスクの低下と
エクオール産生量の多さに相関があるという報告と、
男性の場合でも前立腺がんのリスクが低い可能性があると言った報告がある。
エクオールは誰でも等しく大豆イソフラボンから産生されるわけではなく、50~70%の人は、エクオール産生能が非常に弱いことが知られています。
これにはエクオール生産に関与する腸内フローラが個々の違いを生み出していると考えられています。
ただイソフラボンを摂取するだけではなく、イソフラボンとフラクトオリゴ糖の摂取の同時摂取がエクオールの産生を向上させるという研究が報告されているそうです。
腸内環境が大事!
3章も最後までご覧いただきありがとうございました!
ここまで知識を深めたうえで、最終章では実際の更年期症状についてできるセルフケアをご紹介させていただきます。
更年期は自分自身と上手に付き合うセルフケアがとても大切です。
正しい知識を身に着けて快適にハッピーエイジングを重ねましょう♪
【参照資料】
6) 九州大学 上田 真寿美,徳永 幹雄,「中年期女性の更年期症状と運動・スポーツ」https://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/opac_download_md/698/022_p037.pdf
7) 後山尚久 「更年期女性とメンタルヘルス」https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpm/48/12/48_KJ00005082831/_pdf
8) 田村 基 日本食品科学工学会誌 「エクオール」https://www.jstage.jst.go.jp/article/nskkk/57/11/57_11_492/_article/-char/ja/
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