エステ 東京 スクール|「強さ」ではなく「設計」で結果を出す ― 面・角度・リズムで“伝わる手”をつくる

query_builder 2025/10/31
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【エステ 東京 スクール 技術 サロンコンサル 経営 集客 アカデミー 開業】


エステの現場では、つい「もっと強く」「もっと長く」に頼りがちです。
でも、本当に変わるのはではなく設計
手の“置き方”ひとつで、神経が安心し、筋膜がほどけ、循環が動きはじめます。

本稿では、技術の基礎(面→角度→リズム)を出発点に、カウンセリング→次回提案までを一本の導線として設計する方法をまとめます。現場でそのまま使える言葉手順を用意しました。


1. 技術の核:「面→角度→リズム」の三層

① 面(安心の合図)

  • まず面で包む。角で触らず、手のひら全面で“空気を抜く”ように置く。

  • 目安:3秒の静止。神経が“受け入れモード”に切り替わる起点。

② 角度(刺さらず届く)

  • 垂直は避け、斜入10〜15°を基本に。

  • 骨際は「沿わせ→0.5cmスライド→1拍待つ」。ビクつきを出さないことが第一条件。

③ リズム(呼吸と同期)

  • 呼気で入る/吸気で戻る

  • ストロークは5〜10cmの短距離を“同じテンポ”で。ロング連発は密度を下げます。

合言葉:面→角度→(一拍の)間
「強いのに届かない」を、“届くのに柔らかい”に変える設計です。

2. 解剖学の翻訳:お客様に“見える言葉”で伝える

専門語は体感に翻訳して初めて価値になります。

  • NG:「筋膜の滑走性が…」

  • OK:「皮膚が服みたいに動きやすくなると、血流の合図が通りやすくなります

  • NG:「鎖骨下のリンパ節が…」

  • OK:「胸がふっと広がる“通り道”を先に開けます

  • NG:「強圧で深層へ…」

  • OK:「刺さらず届く角度で、深いところまでやさしく触れます

ルール:仕組み→比喩→一言の余白
例:「足首は“水門”。ここが開くと、ふくらはぎが軽くなりやすいですよ。」

3. カウンセリングは“問い”の設計で深まる(3問テンプレ)

  1. 一番気になる所はどこですか?(部位)

  2. いつから・どんな時に強く出ますか?(期間・状況)

  3. どうなればOKですか?(ゴール)

→ 受け取ったら、結論→理由3つで返します。
「今日はふくらはぎ中心の90分が最短です。①夕方の張り ②足首の可動 ③睡眠の質。この3点で変化を確認しましょう。」


4. 施術の組み立て(現場用ミニプロトコル)

ふくらはぎ“水を上げる” 8分

  • 足背→くるぶし→アキレス(末梢→中枢

  • 短距離5〜10cm/斜入10〜15°/一拍の間

  • 膝窩は軽圧で“出口を先に開ける”

デコルテ“胸が開く” 5分

  • 胸骨上で面密着3秒→鎖骨上縁は水平→わずかに下向き

  • 呼気で入る→1拍待つ→吸気で戻す

仕上げ “手離れ3秒”

  • いきなり離さず、3秒フェードアウト。余韻が深部の緩みを固定します。

NG一覧:いきなり指先/垂直押し/ロング連発/音の出る拭き取り/呼吸無視

5. 伝え方が結果を決める:1フレーズ・テロップ術

動画やSNSでは10字以内の一言動作の瞬間だけ出す。
例:

  • 面で包む/呼気で入る/斜入十度/重みで緩む/手離れ三秒

→ 説明文を並べるより、手のリズムに視線を乗せられます。


6. 次回予約は“設計”で取る(営業ではなく、計画)

  • 結論→根拠→選択の順で短く:
    3週間後にもう一度ふくらはぎと鎖骨を確認しましょう。
    今日の変化(足首の可動/胸の呼吸感)が14〜21日で戻りやすいからです。
    A:平日昼/B:平日夜/C:土日、どれが良さそうですか?」

→ “勧める”ではなく、整う周期を“数値”で共有するだけ。これがプロの導線です。


7. 3分ホームケア(お客様配布用の言い回し)

  • 手を温めてから、ふくらはぎを“面で包む”ように20秒

  • 足首→ふくらはぎ→膝裏へ、5〜10cmの短ストロークを一定テンポで

  • 鎖骨上をやさしく水平になで、呼吸を3回整える

一気に“強く流す”より、同じテンポが合図になります(感じ方には個人差があります)。

8. よくあるつまずきと修正

  • 強さに頼る → 角度と間を足す

  • 指先から入る → 面密着3秒から

  • 説明が長い → 仕組み→比喩→一言で短く

  • 次回が言いづらい → 周期の数値→3候補提示に置換


9. まとめ:技術と経営は“同じリズム”で動く

技術が変わると、言葉が変わる。
言葉が変わると、導線が変わる。
導線が変わると、リピート率体験価値が静かに上がります。

面→角度→リズム
この3つは、手にも、言葉にも、経営にも同じように効きます。
“強さ”より“伝える手”で、選ばれ続けるサロンへ。


お知らせ(講座のご案内)

  • BODY基礎クラス
    タオルワーク/オイル塗布/面・角度・リズム/ベッド高・立ち位置の基本/“手首を守る”体重移動

  • カウンセリング&次回提案 実践
    3問テンプレ→結論+理由3つ→周期の数値化→3候補提示のスクリプト

  • 動画添削コース
    60秒実技×言葉のリズムを講師がフィードバック

詳細・日程は公式LINE(@978hnkdc)をご覧ください。
初回相談はオンラインで60分程度、無料ヒアリングを行っています。



※本記事の内容は一般的な知見に基づく学習素材です。体感・変化には個人差があります。体調や既往がある方は無理のない範囲でご活用ください。

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